ユーザーによるリクエストを受け付けたことを素早くフィードバックするのに加え、システムがそのリクエストの処理に取り組んでいる最中であることを示しておくのもまたエクスペリエンスにおいて重要です。とくに時間のかかる処理でビジー状態となりユーザーの待ち時間が発生するときに、ユーザーとの対話的姿勢を中断させずに、可能なら実際の処理の進行状況を、そうでなくとも処理が進んでいるイメージを提示することで、体感的な待ち時間を短くし、ユーザーのストレスを減らすことができます。
全画面ローダー
画面全体を読み込み中で、ユーザーによる操作を受け付けない状態になる場合に使用します。回転ホイールのアニメーションで処理中であることをフィードバックし、実際の画面またはオブジェクトの枠だけなどを並べてきちんとデザインしたダミーの画面をその後ろに透けさせます。こうすることでユーザーとのコミュニケーションの連続性を保ち、体感性能を向上させます。
プログレスバー
幅いっぱいを100%とし、そのうち現在の処理が進んだ割合の幅でバーを表示することで、進行状況を伝えます。フェイクの動きを提示しユーザーの感覚とミスマッチを起こすと逆にユーザーからの信頼を損ない安心して使えるシステムではなくなってしまいますので、実際の進度に合わせた表示ができない場合には、回転ホイールを用います。
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